
こんにちは、勇者ぴょんです。
突然ですが。
みなさんは、人と自分を比べることってありますか?
私は……
あります。めちゃくちゃあります。
SNSを見ていて。
街を歩いていて。
誰かの話を聞いていて。
別にその人から何か言われたわけでもないのに、
「あの人、すごいなぁ」
から始まり、
「それに比べて私は……」
と、なぜか突然こちらの反省会が始まる。
待って。
誰も戦闘開始してない。
相手はこちらに攻撃すらしていない。
なのに――
勇者ぴょん は 38のダメージをうけた!
なぜだ。
ということで今回は、人生というダンジョンに時々現れる厄介な敵。
《比較のまもの》
について考えてみます。
📖 敵図鑑 No.002《比較のまもの》
属性:自己評価じわじわ低下系
危険度:★★★★☆
主な出現場所:
SNS
街中
職場
友人との会話
鏡の前
夜中の謎の思考タイム
主な攻撃:
・他人のハイライトと自分の日常を比較
・上には上がいる無限スクロール
・突然始まる自己採点
・「みんなちゃんとしてる」幻覚
・自分の良いところだけ一時的に見えなくする
特殊能力:
相手が何もしていなくても戦闘を開始できる。
状態異常:
《隣の芝生、SSRに見える》
……強い。
かなりの強敵です。
SNSには「他人のハイライト」が並んでいる
SNSって楽しいです。
かわいいもの。
素敵な部屋。
おしゃれな服。
美味しそうなご飯。
楽しそうな旅行。
見ているだけで、
「いいな〜♡」
ってなるものがたくさんあります。
でも油断すると、
「いいな〜♡」
が、
「それに比べて私は……」
に進化します。
進化しなくていい。
そこはBボタン連打でキャンセルしたい。
そもそもSNSに載っているのは、その人の生活のほんの一部分です。
一番かわいく撮れた写真。
きれいに片付いた部屋。
楽しかった日の出来事。
もちろん、それが嘘というわけではありません。
でも、その人にも洗濯物が山になっている日はあるかもしれない。
何もしたくなくてゴロゴロしている日もあるかもしれない。
夕飯が「もう今日はこれでいい!!」になっている日もあるかもしれない。
なのに私は、
他人のベストショット VS 今日の生活感満載の自分
という、あまりにも不利な試合を開催していることがあります。
そりゃ負ける。
「みんなちゃんとしてる」の“みんな”って誰だ
比較のまものに遭遇すると、よく出てくる言葉があります。
「みんなちゃんとしてるのに」
……みんな?
誰!?
冷静に考えると、この「みんな」が誰なのかよく分からないことがあります。
SNSで見かけた数人。
街ですれ違った人。
仕事のできる誰か。
料理の上手な誰か。
部屋のきれいな誰か。
おしゃれな誰か。
それぞれ別人なのに、
私の頭の中では合体して、
仕事もできる!
料理も完璧!
家もモデルルーム!
美容も完璧!
毎日運動!
趣味も充実!
人間関係も良好!
という、
伝説の完全体一般人
が爆誕していることがあります。
いや、誰なんだこの人。
勝てるわけがない。
人の「素敵」を、自分を殴る棒にしない
これは最近、大事にしたいと思っていることです。
素敵な人を見て、
「素敵だな」
と思う。
それ自体は、とてもいいことだと思います。
問題はそのあと。
「あの人はあんなに素敵なのに、私は……」
と、
他人の素敵を拾って、自分を殴り始める。
痛い。
やめよう。
その素敵は武器じゃない。
例えば、
部屋が素敵な人を見たら、
「この収納方法いいな」
で終わってもいい。
かわいい服を着ている人を見たら、
「この組み合わせ好きだな」
でいい。
料理が上手な人を見たら、
「今度これ作ってみたいな」
でもいい。
誰かの素敵なところは、
自分を否定する材料ではなく、
冒険のヒントとして拾えばいい。
そう考えると、少し楽になります。
比較したときは「私は何が欲しいんだろう」と考える
とはいえ。
比較して落ち込んでしまうときって、
そこに自分の本音が隠れていることもある気がします。
誰かの部屋を見て落ち込んだ。
→ 私も、もう少し居心地のいい部屋にしたいのかもしれない。
誰かの服装を見て羨ましくなった。
→ 本当は、もっと自分の好きな服を着たいのかもしれない。
楽しそうに出かけている人を見てモヤモヤした。
→ 最近、私も遊びに行きたかったのかもしれない。
そう考えると、
比較したこと自体が悪いわけではありません。
「あの人になりたい」
ではなく、
「あの人を見て、私は何を欲しいと思ったんだろう?」
と考える。
比較のまものが落としたアイテムから、
自分の本音を拾うイメージです。
たまには良いもの落とすじゃないか、比較のまもの。
比べる相手を「昨日の自分」に変えてみる
よく、
「人と比べず、昨日の自分と比べよう」
と言います。
これ、簡単そうで結構難しいです。
だって他人のステータス、見えちゃうんだもん。
でも、少しだけ意識してみる価値はあると思っています。
昨日より少し早く寝られた。
先月より無駄遣いが減った。
前より自分に似合う服が分かるようになった。
昔より、自分の好きなものを素直に好きと言えるようになった。
ものすごいレベルアップじゃなくてもいい。
経験値+1。
それで十分です。
ゲームだって、一匹倒しただけでいきなりレベル99にはなりません。
小さな経験値を積み重ねて、いつの間にか強くなっています。
人生も、たぶんそんな感じです。
比較のまものが強すぎる日は、画面を閉じる
それでも。
今日はどうしても人と比べてしまう。
何を見ても落ち込む。
そんな日もあります。
そういう日は、
戦わない。
SNSなら閉じる。
おすすめ欄を見ない。
スマホを置く。
好きな音楽を聴く。
コーヒーを飲む。
お風呂に入る。
寝る。
敵図鑑①でも書きましたが、
《にげる》は立派なコマンドです。
そして今回は、
《画面を閉じる》
という強力な防御魔法もあります。
比較して苦しくなっているのに、
さらに比較材料を探しに行く必要はありません。
勇者ぴょん、
今日はログアウトします。
また元気な日に来ます。
それでいい。
他の勇者とは、そもそも冒険しているマップが違う
人と比べていると、
つい同じ条件で競争しているような気持ちになります。
でも実際は、
持っているものも。
得意なことも。
苦手なことも。
生活環境も。
使える時間も。
大切にしたいものも。
みんな違います。
つまり、
そもそも攻略しているマップが違う。
他の勇者がレベル80だったとしても、
その人にはその人の冒険があります。
私は私のマップを歩いています。
他の勇者のステータス画面をずっと眺めていても、
自分のマップは一マスも進みません。
だったら、
「すごいな〜」
と眺めたあと、
自分の冒険に戻ればいい。
最後に
人と比べない。
たぶん私は、これからも完全にはできないと思います。
素敵な人を見たら羨ましくなるし、
自分より何かができる人を見たら、
「いいなぁ」
と思うこともあります。
でも、
比較してしまった自分まで嫌いになる必要はありません。
「あ、比較のまもの出てきたな」
くらいに思っておく。
そして、
人の素敵を、自分を殴る武器にしない。
羨ましいと思ったら、自分の本音を探してみる。
苦しくなったら、画面を閉じる。
そしてまた、
自分のマップへ戻る。
人生というダンジョンには、
数え切れないほどの勇者がいます。
でも、
私の冒険を進められる勇者は、私ひとりです。
だから今日も、
自分のペースで一マスずつ。
小さな経験値を集めながら、
勇者ぴょんは進んでいこうと思います。
📖 勇者ぴょんの敵図鑑
No.002:《比較のまもの》
👾 属性:自己評価じわじわ低下系
⚠️ 危険度:★★★★☆
💥 主な攻撃:
他人のハイライトと自分の日常を比較
上には上がいる無限スクロール
突然始まる自己採点
「みんなちゃんとしてる」幻覚
🌀 状態異常:
《隣の芝生、SSRに見える》
🎁 たまに落とすもの:
《自分の本音》
🛡️ 有効な防御:
人の素敵を自分を殴る棒にしない
昨日の自分を見る
自分のマップに戻る
📱 特効コマンド:
▶ 画面を閉じる

他の勇者のステータスを眺めてても、私の冒険は一マスも進まないのだぁぁ!!

